印鑑の上手な保管方法
このページでは印鑑の上手なメンテナンス方法、保管方法をご紹介します。
印鑑のメンテナンスについては、次の3点をしっかり守りましょう。
@印鑑の使用後、朱肉を丁寧に拭き取る
A印鑑ケースに必ず保管する
B落としたり、衝撃を与えることを避けて丁寧に取り扱う
印鑑の使用後、朱肉を丁寧に拭き取る
毎回の使用後、ティッシュや柔らかい布で丁寧に朱肉を拭き取りましょう。
天然素材である柘植(つげ)の印鑑ですと、朱肉の油で印鑑が欠ける恐れもあります。
象牙や水牛の印鑑を始め天然素材の印鑑は乾燥に弱いので、印鑑ケースに保存し、エアコンや暖房器具からの風が直接当たらない場所に保管しましょう。
また年に1〜2回植物性オイルで拭いてあげると乾燥によるひび割れを防ぐことができます。
印鑑ケース
すでに述べたように天然素材の印鑑は温度・湿度の変化に弱いため、印鑑ケースにきっちり保管しておくのが得策です。
銀行に行くときに裸の印鑑をズボンのポケットに入れて、印鑑についていた朱肉がポケットに付着し取れないということも多々あります。
丁寧に扱う
天然素材の印鑑は丁寧に使えば一生モノです。
しかし落とすなどの衝撃で印面部分が欠けてしまい、登録した印影と異なるものになってしまう危険性があります。
特にケースから出すときに落とした、捺印後に落とした、ケースに入れ忘れて欠けた、というのもよくある事故ですので、十分に気をつけましょう。
捺印するときも叩くように押し付けるのではなく印鑑マットなどを使用して優しく丁寧に捺印するようにしましょう。
印鑑の保管場所はどこが良いのか
大切なものですから、すぐに他人に分かるところに置くのは禁物です。
銀行通帳と印鑑は別々の場所で保管しましょう。
一緒に置いておくと、盗まれたときにセットですぐに使われてしまいます。銀行通帳にダミーの印鑑をセットにしておくのも手です。
実印と印鑑証明書も同じ場所で保険するのは危険です。
不動産の権利書、手形、小切手、住所がわかるもの等、印鑑と関連書類は別々に保管しましょう。
自宅に保管するのが心配であれば、実印を銀行の貸金庫に預ける方法もあります。
実印や印鑑証明書は決して他人に預けることがないようにしましょう。
家族であっても極力避けるようにしましょう。親族が他人に騙されて損害を被ったケースもあるからです。
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