印鑑登録とは
これまで印鑑登録というもの行なったことはない人にとっては、それがどういうものなのかよく分からないかもしれません。
のちほど詳しく説明しますが、簡単に言いますと、手持ちの印鑑を役所に届け出て登録することです。
そして登録された印鑑のことを「実印」といいます。
登録することによってその印鑑が登録した人本人のものであることを公的に証明することができるようになります。
そのような証明はどんな時に必要になるのでしょうか。
実印と印鑑証明が必要なとき
自動車を購入したり譲渡したりするとき、不動産を売買するとき、賃貸契約を結ぶとき、公正証書の作成のとき、などの重要な書類を作成する際に必要になります。
さらに、作成する書類に押印した人物が確かに本人であることを証明するために、登録されていることを証明する「印鑑証明書」の提出が求められます。
この印鑑証明書は登録した役所で発行してもらえますが、その際にしっかり本人確認されます。
ですから印鑑証明書を持っている人物がその実印の所有者本人であることを証明することができるわけです。
登録までの流れ
では印鑑登録の一般的な流れについてご紹介しましょう。
作成した印鑑を実印とするためには公的な機関に登録する必要があります。
まずその印鑑が印鑑登録の条件にかなったものであるかを確認しましょう。
サイズや形式などが条件に当てはまらないと登録を拒否される場合があるからです。
受け付けてもらえないもの
拒否される可能性があるものとしては、直径が 8〜20ミリの範囲に収まっていないもの、量産品の印鑑、スタンプ形式のものです。
量産品が問題なる可能性があるのは、同じ形の印鑑ですでに同じ名前の他の人が登録している可能性があるからです。
持参するもの
条件にかなっていることを確認したら、印鑑と身分証明書を持って地元の自治体の役所に行きましょう。
窓口で印鑑登録申請書を受け取り、住所や氏名などの必要事項を記入し、登録する印鑑で押印します。
再び窓口に記入済みの申請書を提出し、身分証明書(運転免許証、パスポートなど)を提示します。
「印鑑登録カード」が発行されたら、登録した印鑑と同じように大切に保管しましょう。
ただし、悪用されるといけないので、別々の所に保管するようにしましょう。
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実印を注文するときの注意点