申請書を出すのに実印で押す必要あり?
いろいろ活動をする際、何かを申請するために書類を書くことがあります。
だいたいは最後に押印をすることになると思います。
皆さんはどんな印鑑をつかって押印していますか?
実印を持っている人はそれを使ったほうが良いのでしょうか。
とりあえず実印を押しておく?
確かに実印は法的な効力があるので、どのような書類でも実印のほうが良さそうに思えるかもしれません。
しかし結論から言えば、実印である必要はありません。
その理由は、印鑑を押す意味を知ると分かりやすいでしょう。
書類に押印する意味は一般的には、書類の内容を署名の本人が確認したことと、承認したことを示すためです。
日本の多くの人は習慣として行なっているものですが、本人であることを客観的に示すことができるという利点があります。
そういう意味では実印がベターですね。
ですから、実印でいつも押印していれば間違いないと言えるかもしれません。
実印を使うことのリスクを考える
とは言え必ずしも実印である必要はありませんし、実印を使用することのリスクも考えなければなりません。
実印は、自治体に本人確認書類とともに届け出てある印鑑ですから、法的効力は非常に強いものです。
つまりもし悪用されたらその影響も非常に大きくなるリスクがあります。
信用を悪用されないように
実印には、本人がその場にいてもいなくても、いわば本人に代わって保証するほどの力があります。
というのは、普通本人がいれば間違いないものですが、実印が必要な場面では、押印した人物が確かにその本人だとさらに証明する意味合いがあります。
実印ならば印鑑証明書で裏付けを取ることも可能なので、本人よりも信用性が高いと言えます。
このようなリスクを考えますと、滅多なことでは実印を使わないに越したことはありません。
ですから、一般的な書類には普通の印鑑、認印をもっぱら使われるようお勧めします。
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