印鑑屋さんの選び方 実店舗編
印鑑屋さんはどのように選んだら良いでしょうか。
このページではまず「実店舗編」と題しまして、実際に店舗を構えている印鑑屋さんの選び方を考えてみましょう。
信頼関係を築けるが時間はかかる
まず実店舗、つまり路面店を出しているお店の場合、まずは店を訪れてみる必要があります。
印鑑専門店である場合と、文房具屋さんが印鑑制作のサービスを取り次いで行っているところがあります。
印鑑屋さんには、注文のときと受け取りのときと2回は足を運ぶ必要があります。
すべてのお店がホームページを出しているわけではなく、どんなお店かということも分かりにくいため、印鑑屋さん選びも一昔前のアナログ的なものになってしまいます。
つまり人と人のつながり、信頼関係です。
路面店の印鑑屋さんの場合、手彫りで値段も数万円以上、製作時間も長くかかるところが多いです。
技術屋さんがこだわりを持って制作したものですので大切な一生モノの印鑑ができることでしょう。
機械で速く作り上げるお店も
路面店では安さとスピードを売りにしているお店もあります。
このようなお店は注文を取った後、印章メーカーに依頼し、機械彫りで印鑑を制作しています。
こだわりの手彫り作品か、安価な機会彫りか・・、はたまたすでに一般的なすでに完成品がお店に売っているものであってもどれを選ぶかはあなた次第です。
あやしい印鑑を見分ける方法
しかし残念なことに、印鑑業界には見破るべき嘘がはびこっているという現実があります。
それを少しの知識で見破れるようになると、印鑑選びに失敗することはないと思います。
まずは、機械彫りなのに「手彫り」とうたっているケースです。
印鑑の掘ってある面、つまり印面の底を見てみましょう。
細かな縞模様が見えれば、それは「チリ目」と呼ばれ、彫刻刀で彫った証です。
もし底がまっすぐ平らであるならば機械で彫ったものと言うことができるのです。
手彫りには日数がかかります。もし製作期間がほんの数日であれば、手彫りと言うにはおかしい、ということもポイントとして抑えておきましょう。
つまり手彫りなのに明日明後日できます、というのはその印鑑屋さんは怪しいかもしれません。
この印鑑は開運印鑑ですよ、と言って売りつけてくるケースもあります。
もちろん信じる人次第ですが、高額な請求には十分注意しましょう。
高級素材なのに激安、という場合も何か話に裏がある、と思っておいたほうが良いです。
印鑑の長さは一般的には60mmですが、それよりも短いものですと、失敗した印鑑の印面を削り取って再利用したもの、いわゆるリサイクルなので安くできるわけです。
粗悪品をつかまされないように
水牛や象牙も激安のものは粗悪品である可能性があり、そうするとヒビ割れやすくなります。
印鑑の胴のところを繊維の流れに逆らって爪を立てて爪が引っかかるようだとヒビ割れする可能性があります。
木製印鑑ですと、国産の柘植と安い海外製のあかねは区別がつきにくいので、偽って売られるケースもあります。
本物の、世界にひとつだけの一生モノの印鑑を手に入れるには印鑑屋さん選びを慎重に行う必要がありますね。
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