印鑑用の素材
自分専用の印鑑を作るのはなかなか楽しい経験です。
どんな印鑑がいいかよく考えて好みのものを作りたいですね。
印鑑づくりの時に広いバリエーションから選べるのが素材です。
いくつか挙げてみると、柘植、水牛の角、象牙、水晶、琥珀、ルビー、ラピスラズリ、竹、ローズクオーツ、チタン、ステンレスなど様々あります。
それぞれの素材によって耐久性や感触または押印のしやすさ、手入れのしやすさ、そして値段などが異なります。
素材ごとに長所短所がありますので、予算の範囲内で自分の好みを考えて選びましょう。
動物の牙や角が主流
象牙は一般的な素材としてよく選ばれます。
本象牙なら耐久性に優れており手触りがよく重厚感があります。
朱肉のなじみも非常に良く印影がきれいに出ます。
水牛の角は透明度が高いだけなく天然の縞模様が入っています。
象牙の次に耐久性があり押印しやすい素材として知られています。
耐久性を重視するなら象牙や水牛を選ぶとよいでしょう。
エコロジーを考える人には
印鑑もエコロジーを考える時代になりました。
エコな素材として注目されているのが「玄武」です。
岩の玄武岩ではなく、2種類の素材(バーチ材、フェノールレジン)を高圧加熱してつくられた人工的な素材です。
玄武の良いところは、通常の木材よりも強度が数倍ありひび割れが少ないことです。
木の素材としては柘植が主流でやや高級な部類に入りますが、玄武は価格が低く強度が高い点が柘植よりも優れています。
頻繁に使用する法人用なら
法人として印鑑をつくる場合おすすめなのがチタンです。
法人の場合、実印を日ごろから使う頻度はとても多いので、耐久性が特に求められます。
天然素材の場合うっかり落としてしまって印面が欠けてしまう場合があります。
チタンなら欠けてしまう心配がありません。
また丈夫なだけではなく、たとえ火事になっても燃えることはないのでとても安心です。
人気No.1
男性に人気がある素材は黒水牛です。
クロスイギュウは大きなサイズがあり重厚感もあるので、大きめのサイズを好む男性に向いています。
女性に人気があるのは、琥珀や彩樺(さいか)です。
太古の昔の樹液が化石化した琥珀は模様がとても美しく、アクセサリーとしても人気が高い素材です。
彩樺は繊維が非常に細かく木目が美しいのが特徴です。
多種多様な素材がありますが、実際に店舗に足を運んで素材の感触を確かめておくことをお勧めします。
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