銀行と印鑑のアレコレ
実印の次に重要な印鑑、それが銀行印です。
銀行印は、正確には「銀行取引印」や「銀行届出印」呼ばれます。
最近では印鑑の代わりにサインを使用する金融機関もあるようですが、日本で銀行口座を開設するには欠かせないものですし、窓口での預金引き出しにも欠かせません。
銀行印の保管は別々にしましょう
実印と銀行印は分けたほうが良いことを、「銀行印は実印と同じですか?」のページで説明いたしました。
銀行印と通帳があれば、本人でなくてもお金を引き出すことができるので、通帳と銀行印は必ず別々のところで保管するようにしましょう。
用途に合わせてサイズを異ならせましょう
銀行印の大きさはどのくらいのものが良いのでしょうか。
男性用で13.5mm〜15mm、女性用は12mm〜13.5mmが一般的です。
もちろん決まりがあるわけではないのでどんなサイズの印鑑でも良いのですが、一般的には実印よりも少し小さめに認印よりも少し大きめのサイズを選ぶことが多いようです。
用途によって印鑑のサイズを分けるやり方は印鑑を混同しないためにも役立ちます。
防犯を考えて偽造されにくいものがお勧め
銀行印は金銭が関係する大切な印鑑ですので、偽造されにくい複雑な字体の印影で作成することをお勧めします。
大量生産された三文判は避けるべきでしょう。
また丈夫な素材で破損しにくいものを選ぶと良いでしょう。
実印が1つだけなのに対して、複数の金融機関の口座を持っていると、銀行印の数も多くなります。
複数の金融機関で1つの銀行印を使うことも可能ですが、防犯の観点からしても銀行印は一つ一つ分けたほうが良いでしょう。
銀行印は名前で作ると、結婚で改姓した後でもそのままの印鑑を使うことができるので便利です。
区別しやすいようにそれぞれ特徴を持たせる
複数の銀行印を持っているとどれがどの銀行印かが分からなくなることはありませんか?
銀行印に紙を貼って銀行の名前を書いている人がいますが、防犯上、そのようなことはしないようにしましょう。
素材の種類や色で見分けたりして特徴の異なる印鑑を選べば、混同することを避けられます。
また金融機関は登録した銀行印を識別してくれるので、自分で判別がつかない場合は、遠慮なくいくつか金融機関に持っていって確認してもらいましょう。
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