拇印と書き判

拇印と書き判

 

 

 

印鑑がない時にその他の方法でその代わりとする場合があります。

 

拇印や書き判はその代表的な例です。

 

それぞれの意味について説明しましょう。

 

拇印(ぼいん)

 

指先に朱肉などを付けて文書の上に指紋を残すことで、印鑑の代わりにする方法です。

 

使う指はどれでも構いませんが、一般的には親指や人差し指が多いようです。

 

拇印と聞くと警察で指紋を取られることを連想しがちですが、印鑑の代わりとして行うのはまったく意味が異なります。

 

拇印の主を識別することは指紋鑑定をすれば確実なのですが、高度な技術が求められるので現実的ではありません。

 

そのためか多くの場合は書き判で印鑑の代わりとすることが多いでしょう。

 

書き判(かきばん)

 

これは手書きで自分の苗字や名前やイニシャルを書いて、その字の周りを囲んでサインすることを言います。

 

荷物の受け取りの時など名前を書いてさっと丸くなぞったりすることがあると思いますが、あれが書き判です。

 

読んで字のごとく、手で書いて判らしく見せるということですね。

 

効力はどれほど?

 

拇印も書き判も押印としての効力はありませんから、手形や小切手などには使うことができません。

 

それでも、当人の指紋筆跡によって識別できるので、正式な文書には使えませんが、言い訳を防ぐことには効果があります。

 

特に拇印の場合はかなり確定的に本人の意思を表している証拠となります。

 

ですから委任状など、その後の影響が大きい文章に押印したら、後になって拇印だからと言い訳をしても、受け入れられないと思います。

 

800年以上の歴史が

 

拇印の歴史はかなり古く、平安時代末期の文書にすでに使われていました。

 

藤原仲子という貴族が作成した文書に残っている拇印が有名です。

 

この平安時代には「手印」というものもありました。これは手のひらに朱肉や墨をつけて紙などに押したものです(図は後鳥羽上皇のもの)。

 

 

「押手」(おしで)とも呼ばれ、証文などに使われることもありました。

 

これがさらに「手形」とも呼ばれ、印として中世では通用していたそうです。

 

現在の手形の原型ともいえ、本人であることを証明し確認する手段として使われていたわけです。

 

当サイト人気No.1

安心の格安ショップをお探しならこちら!
印鑑ショップサイトランキング